こんにちは!令和4年度保育士試験を独学で一発合格したかにこです。
私はピアノ経験が小学生の数年間のみで、ほぼ初心者だったため、保育実習理論の音楽について、捨てるべきか捨てずに勉強するべきか悩みました。
結論、捨てずに「必要最低限」=「出題可能性が非常に高いポイントだけ」暗記し、なんと保育実習理論満点で合格することができました!
本記事では、保育実習理論の音楽に苦手意識がある方へ、より効率的に合格に近づく暗記ポイントをお伝えしたいと思います。
結論、捨てない!「音楽」問題の内容は?
前述のとおり保育実習理論20問のうち、5問、つまり全体の25%が音楽の問題です。
そのため、音楽を捨ててしまうと他の分野の問題ではよりミスが許されない状況になってしまうのです。
他の分野で絶対満点取れる!と自信がある方であれば、音楽に関する勉強は捨てていいと思いますが、そうではないのでしたら、ぜひ必要最低限は抑えておきましょう。
まず、音楽関連の問題内容について確認しておきましょう。
1問目:楽譜に空欄があり、あてはまる伴奏を選ぶもの
2問目:音楽記号の意味を選ぶもの
3問目:指定された和音の組み合わせを選ぶもの
4問目:移調(原曲キーと異なるキーで演奏・歌うこと)について選ぶもの
5問目:童謡など歌の歌い始めのリズム譜から曲名を選ぶもの
以上の構成である可能性が高いです。
2問目と5問目に関しては、暗記量がものすごく多く、たくさん覚えたところで覚えたものが出題されるか怪しいところです。
そのため、他の1・3・4問目を確実に得点するための暗記をする方に集中することをおすすめします。
暗記量は少なくかつ複数の問題に汎用的に活用できることだけ暗記する!
それであれば意外と覚えることは多くないです。
それでは暗記ポイントについてご紹介します。
覚えるのはたったこれだけ!音楽2つのポイント
①基本コードと和音の組み合わせ
以下の画像を覚えておけば、基本コードと和音の組み合わせの暗記はOKです。
【覚え方】
STEP1:「ドレミフェソラシド」のコードネームが「CDEFGABC」であることを覚えましょう。
1日10回ずつ唱えてみてください。1週間続けると、かなり記憶が定着しますよ♪
STEP2:C、F、Gだけメジャーコードであることを覚えましょう。
※D、E、Aがマイナーコード(m)であることの方が覚えやすければそちらでもOKです。
STEP3:ドミソ、レファラ、ソシレなどの各主音(一番先頭に書いてある音)に続く音を暗記しましょう。(こちらも1日10回唱えて覚えましょう!)
和音の組み合わせを覚えておくことで、保育実習理論の1問目で出題される伴奏の問題に正答することができます。
②短三和音と長三和音をピアノの絵で覚える
これを覚えておくと、3問目と4問目が正答に近づきます。
文字だけ一生懸命暗記しようとしても大変です。でしたら、絵を書きながら手を動かして覚えてみましょう。
まず、短三和音と長三和音を理解するために必要な「全音」と「半音」をしっかりと覚えます。
【覚え方】
STEP1:ピアノの鍵盤の絵を書き、ドレミファソラシドを書き入れます。
STEP2:「全音」と「半音」を理解するため、以下の画像の赤ボールペン部分をSTEP1で書いた鍵盤に書き入れます。
「全音」は黒鍵(鍵盤の黒色の部分)を除いて隣同士1つ分、「半音」は黒鍵を含めた隣同士1つ分のことですね。
注意が必要なのは、ミ~ファの間は半音、ミ~ファ#の間は全音、シ~ドの間は半音、シ~ド#の間は全音となります。
ここまで覚えたら、あとは短三和音と長三和音について覚えましょう。
★短三和音…根音(一番下の音)から第三音(和音の下から2つめの音)の間隔が全音1+半音1
根音から第五音(和音の一番上の音)の間隔が全音3+半音1
★長三和音…根音から第三音の間隔が全音2
根音から第五音までの間隔が全音2+半音1
余裕があれば、増三和音(Caug:ドミソ#/全音のみ)と減三和音(Cm⁻5:ドミ♭ソ♭/根から三音まで全音1+半音1、根から5音まで全音2+半音2)も覚えておくと使えますよ。
余談ですが、#は半音上がった音、♭は半音下がった音です。
おまけ:覚えるか迷う記号たち
勉強時間に余裕のある方であれば、音楽記号についても暗記しておくとより安心できるでしょう。
その際にお勧めなのが、単語帳です。
画像は別の科目の暗記で活用したものですが、同様に音楽記号用の単語帳も作成して家事や育児の隙間時間に暗記していました。
お出かけの際の電車時間などにもかさばらず単語帳を使った暗記はおすすめです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
保育実習理論の音楽は出題割合の高い分野です。
ぜひ捨てずに、「必要最低限」=「出題可能性が非常に高いポイントだけ」暗記して合格をぐっと引き寄せましょう!
皆様の試験がうまくいきますことを心から願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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